ビルゲイツ離婚の本当の理由。節税対策、不倫疑惑…財産はどうなる?

アメリカのマイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツさんと妻メリンダ・ゲイツさんが2021年5月3日に離婚を発表しました。

声明で、「もはやカップルとして一緒に成長できると思えなくなった」と離婚の理由を説明しましたが、本当のところ、離婚の原因は何だったのでしょうか。

また、ビルゲイツ夫妻の持つ14兆円もの資産は離婚によってどうなるのでしょうか。

離婚は節税対策ではないか、不倫などはなかったのか、など様々な憶測を呼んでいますので、調査してみました。

ビル・ゲイツとメリンダ夫妻の結婚から今まで

夫妻の出会いは1987年。職場結婚でした。

妻のメリンダさんはデューク大学で計算機科学と経済学を専攻、1986年に学士号を取得。

1987年に経営学修士(MBA)を取得し、卒業後にプロダクションマネージャーとしてマイクロソフトで働き始めた才女です。

メリンダさんがマイクロソフトに入社し、仕事関係の夕食会で並んで座ったことがきっかけで、交際を始めたそうです。

1994年1月1日、ビルさんが39歳、メリンダさんが30歳の時に結婚。

挙式はハワイ州のラナイ島で、現地のヘリコプターをすべて借り上げて、招かれざる客が島へ来られないようにしたそうで、さすが大富豪のやることはスケールが違います。

その後メリンダさんは1996年、慈善活動や家族・子育てに注力するため退社。

その後二人の娘と息子が一人、3人のお子さんに恵まれました。

その後デューク大学の理事会やワシントン・ポストの取締役会メンバーを務め、現在は夫ビル・ゲイツ氏とビル&メリンダ・ゲイツ財団の活動に力を入れています。

一方、ビル・ゲイツさんは昨年、マイクロソフトの取締役を辞任し、財団の慈善活動に専念する、としています。

お二人の結婚生活は27年続きました。

ビル・ゲイツ夫婦の離婚の理由は?本人のコメントから

ビル・ゲイツさんは昨年のバレンタインデーにインスタグラムで、夫婦の写真と一緒に「私の人生でこれ以上のパートナーは考えられない」と投稿していました。

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それほど仲が良かった二人がなぜ離婚という決断をするに至ったのでしょうか。

ビル・ゲイツさんは公式ツイッターで以下のように発言しています。

私たちの関係についてたくさんの考察と努力を重ねましたが、私たちは結婚を終わらせることを決意しました。

27年に渡り、私たちは3人の素晴らしい子供を育て、世界中の人が健康的で生産的な人生を送れるようにするため世界中で働く財団を作り上げました。

私たちはその使命を共有し続け、財団で一緒に仕事を続けますが、私たちはもう人生の次の段階でパートナーとして一緒に成長できるとは思えなくなりました。

この新しい人生を始めるにあたり、私たちは家族のために居場所とプライバシーの尊重を求めます。

具体的な理由について言及されていませんが、人生の次のステージに向かうための離婚だったようです。

また、シアトルの裁判所に提出した離婚訴訟の訴状によると、「この結婚は修復不能なまで壊れてしまった」「私たちの結婚を解消するよう裁判所に申請する」と主張しているようです。

ただ、本当のところはどうなのでしょうか。

離婚の本当の理由は節税対策?

一部では、離婚の理由は「節税対策では?」と言われています。

離婚した際の慰謝料であれば、財産に対して税金がかからないためです。

ビルさんは現在65歳。

仮に、ビルさんが亡くなってメリンダさんに遺産相続するとすると

アメリカの相続税は一般的に18%~40%ほどかかります(基礎控除額は12億円)ので、

資産14兆円の18%だとしても約2.5兆円、40%だとすると5.6兆円と莫大な税金を収めることになります。

一方、離婚であれば税金がかからずに財産を分けることができます。

お二人は離婚発表前に巨額資産の分割方法で合意書を交わしていたと報道されていました。

実際のところどのような分割方法になったかは明らかになっていませんが、半分だとすると7兆円がメリンダさんに分けられることになります。

ビル・ゲイツさんは過去に、「自分のような大富豪は税制の恩恵を受けているのだからもっと多くの税金を支払うべき」だと語っていたことがありますし

これほどの富豪が節税するために離婚までするのか懐疑的な声も多くあります。

ただ、ビルさんは結婚時に「ホワイトボードに結婚することの長所と短所をリスト化して書き出した」くらい合理的な人。

今後のことを考えて、離婚することのメリットとデメリットを比較した結果、資産をより有効に使うために離婚を選択した可能性もあるかもしれません。

不倫や愛人の可能性は?

離婚の原因としてよく挙がる「不倫」。夫妻に不倫の疑惑はあったのでしょうか。

今のところ、ビルさんやメリンダさんに不倫や愛人の報道は出ていません。

ニューヨークタイムズでは離婚の原因について、「ゲイツ夫妻はここ数年、夫婦関係を維持するうえでの困難に直面していた」「ビルがマイクロソフト社とバークシャー・ハサウェイ社の取締役を退任したのは家族と過ごす時間を増やすためだった」と書いています。

この記事を見る限り、外に恋人ができたというよりは、家族の関係に向き合って過ごしてきたように感じられます。

また、先にご紹介した通り、昨年ビルさんはインスタグラムで「私の人生でこれ以上のパートナーは考えられない」と投稿していたくらいなので、不倫や愛人の可能性は低いかもしれません。

離婚後の夫婦の今後

お二人は離婚後も、二人で設立した慈善基金団体「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」の活動を継続すると発表しています。

築いた資産の多くは子供たちではなく、財団に寄付する方針だそうです。

子供たちには大金を残さず、自立して生きてほしいという夫婦の意見は一致しているようです。

子供たちは現在、長女は25歳、長男は21歳、次女は18歳になっており、子供たちが自立し始めたことも離婚のタイミングだったのかもしれません。

アメリカでは共同親権が一般的なので、離婚後も子供たちの親権は共同で持つ可能性が高いのではないかと思います。

世界的な超大富豪夫妻の離婚ということで、今後の動向も気になりますね。