田村正和は持病が悪化していた?入院先の病院と終活の詳細、横浜に生前墓も

俳優の田村正和さん(77)が、2021年4月3日の午後4時20分に港区の病院で亡くなっていたことが分かりました。

田村さんといえば、古畑任三郎シリーズを中心に活躍し、幅広い年代に人気の有名俳優。

報道では「心不全」とのことでしたが、突然のことだったようで、急な訃報に大きな波紋を呼んでいます。

持病もあったようですが、亡くなった原因は持病だったのでしょうか。

また、数年前から終活をしていたということで、その内容についても調べてみました。

田村正和さんの最近の活動

田村さんは俳優・阪東妻三郎さんの三男として生まれ、高校時代に俳優デビュー。

1972年から主演を務めた時代劇「眠狂四郎」シリーズがヒットしブレークしました。

1994年からスタートした「古畑任三郎」シリーズは10年以上続く代表作に。

しかし2010年頃から露出が減り、2013年には死亡説まで流れています。

その後も限定的な活動が続き、2018年に「眠狂四郎 The Final」に出演された後からは、目立った俳優活動はありませんでした。

2018年のメディアの取材では、田村さんが眠狂四郎 The Finalを自分で観て

「これじゃもうダメだなと痛感した。オンエアを見る気にすらならなかった」「自分としてはもう十分やり終えた」と話しています。

田村正和さんの持病とは?

田村さんはもともと心臓に持病があり、90年には2週間、97年には数カ月休養したことがありました。

冠動脈性疾患という病だそうで、心臓に血液を送る冠動脈が狭くなったり、ふさがってしまう病気です。

「俳優をやっている間は体にメスを入れたくない」を手術を拒んでいたそうですが、

2年前の2019年に心臓の手術をされていたということで、俳優を引退したことが手術のタイミングになったのかもしれません。

心臓には血液を供給する左右の冠動脈がありますが、そこが詰まってしまったため6個のステントを入れたそうです。

ステント施術は、網目状の金属筒を冠動脈内で拡げ、それにより血流を回復させるもので、かなり大掛かりな手術だと思われます。

2019年の取材では体調について「普通かな。前に心臓を悪くして、手術もしたので無理はできないんです」「僕はもうやりきったから、静かに死にたいっていう感じかな」と話しています。

その後、自宅周辺を20分ほど歩くまでに順調に回復していたといいますが、俳優として活動できるほどではなかった可能性がありますね。

その後、今年2月に入り、風邪をこじらせて入院されていたということもわかっています。

その際は事務所関係者の話では、「空せきが続いているから検査入院すると言っていて、亡くなるとは思っていなかった」そうです。

入院後はリハビリをしていましたが、元気な様子で、奥さんもいつも通りの様子だったそう。

PCR検査は何度も受けていたとのことで、新型コロナウイルスの感染ではなかったようです。

そのため、やはり持病の心臓病が、急性心不全の原因となった可能性が高いのではないかと思います。

田村正和さんの入院先の病院は?

入院先の病院は、東京都港区の病院ということがわかっています。

港区だと橋田寿賀子さんも入院していた山王病院や虎ノ門病院、済生会中央病院などがあります。

詳しい病院名は明らかになっていませんが、手術もしていることから、そのあたりの大病院である可能性が高いのではないでしょうか。

なお、葬儀・告別式は親族で行っており、田村さん本人の希望で、お別れの会などは行わない予定だそうです。

田村正和さんの終活と横浜市の生前墓

2017年のメディアの取材では、3歳年上の和枝夫人と46歳の一人娘ともども、個人事務所や財産管理会社をやりくりし、

神奈川県横浜市の郊外にある総合霊園の一画に生前墓も持っていると語っていました。

生前墓は1988年に立てられ、墓塔の側面には〈昭和六十三年 吉月吉祥日建立 田村正和〉と刻まれていました。

生前に建てた自分のお墓を守ることで、自身の長寿を願い、健やかに生き、人生の使命をまっとうするという意味があり、中国では『寿陵』といって縁起の良いこととされているそうです。

田村家はもともと京都・嵯峨野の二尊院に累代の墓を持っており、父親の阪東妻三郎さん(享年51)や兄の高廣さん(享年77)が眠っていますが、田村さんは『三男だから』と新たに購入したそう。

墓は見晴らしの良い場所に特に広いスペースが取られている最高級クラスのもの。

管理費なども入れると2019年時点で1,500万円はかかっていると言います。

しかし最近、その生前墓の朱色に塗られていた「正和」の文字が、黒く塗りつぶされるという変化があったことが報道されていました。

これは、その墓の建立者がすでにこの世を去ったことを示しているそうです。

報道される前から、ひっそりとお墓には変化があったようですね。

とても残念ではありますが、ご冥福をお祈りいたします。