岡庭由征と酒鬼薔薇聖斗の共通点は?生い立ちから幼少期、学生時代をまとめてみた

2019年に起きた茨城県堺町一家殺傷事件の犯人が逮捕されました。

逮捕されたのは埼玉県三郷市在住の無職、岡庭由征容疑者です。

現時点は岡庭容疑者と被害者家族の以前からの面識はなく、怨恨が動機としてはないということ。

深夜に民家に侵入し、父親と母親の上半身を刃物でめった刺しにして殺害、その後、長男と次女にも危害を加えました。

その犯行の残忍性と徐々に明らかになる岡庭容疑者の過去から、1997年に世間を震撼させた神戸連続児童殺傷事件の犯人、当時14歳だった「酒鬼薔薇聖斗」と岡庭容疑者を被らせ、「第2の酒鬼薔薇聖斗」と呼ばれ始めています。

そこで岡庭容疑者と酒鬼薔薇聖斗の共通点を生い立ちから幼少期、学生時代でそれぞれまとめていきたいと思います。

岡庭容疑者と酒鬼薔薇聖斗の生い立ちは?

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岡庭容疑者の生い立ち

岡庭容疑者の実家は、埼玉県三郷市でかなりの名士だったという情報が流れています。

岡庭家の長男として生まれ、下には弟がいて、父親は建材会社を経営しているようです。

祖父も資産家として知られ、三郷市内にかなりの土地を所有していた模様です。

また親族には市議会議員もいるそうで、地元ではかなりの名のしれた一族とのことです。

このように一見裕福そうに見える環境の中で育った岡庭容疑者に一体何が起こり犯罪に向かわせたのでしょうか。

酒鬼薔薇聖斗の生い立ち

酒鬼薔薇聖斗は3人兄弟の長男で教育熱心な母の元に育ちました。

そんな母からは長男として弟たちの手本になるよう厳しく躾けられた反動で、人格形成に歪みが生じてきたようです。

教育熱心で厳しかったとはいえ、ごく普通の父親と母親のごく普通の家庭で育てられた当時14歳の少年が起こした事件は衝撃を与えました。

岡庭容疑者と酒鬼薔薇聖斗の幼少期は?

岡庭容疑者の幼少期

父親からナイフコレクションとして数十本与えられていたという報道があるように、幼少期から動物虐待を行っていたようです。

また岡庭容疑者がエアガンを使って殺害した猫の画像を弟に送り、岡庭容疑者の弟がそれを待ち受けにしていたという同級生の証言もあるように、家族の生い立ちとしてぞっとするものを感じます。

酒鬼薔薇聖斗の幼少期

母親から厳しく育てられた酒鬼薔薇聖斗も少年時代からたびたび犬や猫に対する動物虐待を行っていたそうです。

祖父の愛犬の死をきっかけに、その愛犬の死の責任を猫に転嫁し、猫への虐待が一層ひどいものとなったようです。

また近所の子に対しても暴力的な行為を働くなど加虐性はこの頃から確認されており、岡庭容疑者との共通点を感じます。

岡庭容疑者と酒鬼薔薇聖斗の学生時代は?

岡庭容疑者の学生時代

2011年当時、通信制高校の2年生だった岡庭容疑者は埼玉県内の路上で女子中学生の顎をナイフで刺し、またその2週間後には千葉県内の路上で小学生の女児をめった刺しにし殺人未遂で逮捕されました。

動機としては「人を殺してみたかった」というもので、めった刺しにする狂気は非常に恐ろしいものを感じます。

その頃には自宅に70本程度のナイフを所持していたことも明らかになっています。

またこの事件を起こす少し前には、ナイフやスタンガンを学校に持参し同級生に見せびらかしたり、動物虐待の動画をメールで送りつけたりなどしていた為、岡庭容疑者の周りからはどんどん人が離れていったようです。

そしてそれにとどまらず、同時期には数件の放火の疑いもかけられていました。

酒鬼薔薇聖斗の学生時代

酒鬼薔薇聖斗は中学校へ入学後は登校拒否となっていたようです。

登校拒否になる以前は卓球部に所属していたようですが、徐々に学校から足が遠のき、事件現場となった「タンク山」で時間をつぶすようになり、山中の道はかなり熟知していたとか。

また他の生徒の私物を盗んで燃やしたり、自転車のタイヤをカッターで切ったり、頭を叩いたりといった問題行動も多く見られたとも言われています。

まとめ

今回は岡庭容疑者と酒鬼薔薇聖斗の共通点について比較してみました。

やはり、幼少期からの暴力的な側面を持ち、その矛先が自分より弱い動物虐待や児童への殺傷といった点で多数共通点が見られる事がわかりました。

また、岡庭容疑者に以前からの逮捕歴も多く危険人物と見なされていたことから、今後再び少年法のあり方に関する議論が再燃しそうです。

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